LINE公式アカウントの「LINEビジネスID」とは、LINEアカウントまたはメールアドレスで登録された、LINEが提供する各種サービスの管理画面にログインするときに使用するIDのことです。
LINE公式アカウントを作成する際には、必ず事前にLINEビジネスIDの作成が必要となります。
※1つのLINEビジネスIDにつき100個までLINE公式アカウントを作成可能
【2025年6月最新情報】
2025年6月30日にLINEビジネスIDの名称がビジネスIDに変更されました。
「LINEビジネスID」と「Yahoo! JAPANビジネスID」を統合するために、「LINEビジネスID」を「ビジネスID」に名称変更し、新たな共通のログインIDとして提供を開始しました。
引用:LINEヤフー公式
この変更に伴い、LINEビジネスIDページのデザインも変更されています。
【2025年6月29日以前のLINEビジネスID画面】
![公式LINEのLINEビジネスID]()
【2025年6月30日以後のビジネスID(旧:LINEビジネスID)画面】
![LINEヤフーのビジネスID画面]()
どちらで登録しても「ビジネスID」として登録され、LINEが提供する各種サービスの管理画面にログインできるようになります。
ビジネスIDとは、LINEヤフーが提供するビジネス向け、または開発者向けの各種管理画面にログインができる共通認証システムです。
ビジネスIDには、LINEアカウントでのログイン、メールアドレスのみで利用できるビジネスアカウントでのログイン、Yahoo! JAPAN IDでのログインがご利用いただけます。
引用:ビジネスIDとは?
各種管理画面
- LINE公式アカウントの管理画面(LINE OFFICIAL ACCOUNT MANAGER)
- LINE広告の管理画面
- LINEリサーチの管理画面
- LINE Developersの管理画面(開発者向け)
※LINE Developersの管理画面にログインする際、昔は必ず「個人LINEアカウント登録済みのLINEビジネスID」でログインする必要がありましたが、現在はビジネスアカウントでもログイン可能です。
参考:LINE Developersコンソールにビジネスアカウントでログインできるようになりました
LINE Developers??ぼくは開発者じゃないし、ちょっとハードル高そう
ちょっと前までは、LINE Developersの管理画面にログインする際は必ず「個人LINEアカウント登録済みのLINEビジネスID」でログインする必要がありました。
個人LINEアカウント登録済みのLINEビジネスID。。?
1つのビジネスIDに対して、個人LINEアカウントとメールアドレスを1つずつ登録できる
わかりやすく説明するために、まずLINEビジネスIDについて大切なことを解説しますね。
LINEビジネスIDには、個人LINEアカウント登録済みのLINEビジネスIDと、メールアドレス登録済みのLINEビジネスID、そして、個人LINEアカウントとメールアドレスの両方が登録済みのLINEビジネスIDの3パターンがあります。
たとえば「LINEアカウントで登録」でLINEビジネスIDを作成すると、「個人LINEアカウント登録済のLINEビジネスID」が作成されます。
後からそのLINEビジネスIDにメールアドレスを登録すると「個人LINEアカウントとメールアドレスの両方が登録済みのLINEビジネスID」になります。
※個人LINEアカウントのみ登録されたLINEビジネスID
![LINEアカウントで登録したID]()
逆に、最初に「メールアドレスで登録」でLINEビジネスIDを作成すると、「メールアドレス登録済みのLINEビジネスID」が作成されます。
後からそのLINEビジネスIDに個人LINEアカウントを登録(LINE連携)すると「個人LINEアカウントとメールアドレスの両方が登録されたLINEビジネスID」になります。
※メールアドレスのみ登録されたLINEビジネスID
![メールアドレスで登録したID]()
※LINEビジネスIDにLINEアカウントとメールアドレスの両方を登録しておくと、LINEアカウントでログインすることもできますし、ビジネスアカウント(メールアドレス)でログインすることもできるようになります。
この場合、どちらの方法でログインしても、同じLINE公式アカウントの管理画面にログインできます。
さきほどの話に戻りますが、昔はLINE Developersの管理画面にログインする際、必ず「個人LINEアカウント登録済みのLINEビジネスID」でログインする必要がありました。
LINE連携されたLINEビジネスIDでなければ昔はLINE Developersの管理画面にログインできなかったので、ツールの連携に必要なMessaging APIが取得できなかったってことですね!
ここの部分を理解できている人はプロラインの初期設定などでつまづいても自分の力だけで問題解決できましたが、ちょっと複雑な部分なので昔はここで苦しむ人がけっこう多かったです。
最初から「LINEアカウントで登録」をして、個人LINEアカウント登録済みのLINEビジネスIDでLINE公式アカウントを運用している方は問題ありませんが、最初に「メールアドレスで登録」して、LINE連携せずにずっとビジネスアカウント(メールアドレス)でログインしていた方はけっこう失敗しやすいです。
LINE連携せずにビジネスアカウントでずっと運用していた人は、なぜ失敗しやすいのでしょうか?
間違ってLINEビジネスIDを複数作成するリスク
よくある失敗事例は、間違ってLINEビジネスIDを2つ作成してしまい、LINE連携できなくなってしまうパターンです。
間違ってLINEビジネスIDを2つ作成してしまい、LINE連携ができなくなる...
すみません、ちょっと難しくて意味が全然わかりません。泣
1つのLINEビジネスIDに対して、個人LINEアカウントとメールアドレスを1つずつ登録できます。
そしてここが重要な部分ですが、LINEビジネスIDに1度でも登録した個人LINEアカウントは、別のLINEビジネスIDに登録することができなくなります。
fa-caret-down
![LINEビジネスIDでLINE連携すると変更できない]()
最初に「メールアドレスで登録」でLINEビジネスIDを作成し、その後LINE連携せずにずっとビジネスアカウント(メールアドレス)でログインしていた方が、間違って「LINEアカウントで登録」で別のLINEビジネスIDを作成してしまうと、今まで運用していたLINEビジネスIDでLINE連携ができなくなります。
そういうことか...個人LINEアカウントは基本的に1人1アカウントしかもってないから、知らないと危険な部分かも
もし間違ってLINEビジネスIDを2つ作成してしまった場合は、どうすればいいのでしょうか?
LINE公式アカウントの権限管理機能を活用して、その別のLINEビジネスIDに管理者権限を付与すれば基本的に問題解決できます。
ただ、初心者の方はその仕組みを理解するだけでも時間がかかり、設定なども時間を使うことになるので、なるべく避けたい危険なリスクといえます。
LINE連携されたLINEビジネスIDでログインしなければ、料金プランの変更もできないので、最初からLINE連携しておくことをおすすめします