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LINE公式アカウントでアフィリエイトすると危険?
そもそも、「アフィリエイト」が何か分からないという方もいるでしょう。
アフィリエイトとは、インターネット上で商品やサービスを紹介してお金を得る、成果報酬型広告を指します。
LINE公式アカウントの規約とガイドラインでは、アフィリエイトは禁止行為として定められているため、
LINE公式アカウントでアフィリエイトするのは非常に危険です。
実際にどのように書かれているのか、公式LINEのガイドラインと利用規約を見てみましょう。
・他社商品、サービスの訴求
特定の商材やサービスを取り上げた訴求は、以下の場合のみ認められます。
1. お客様が自社製品・自社サービス等の商材を訴求する場合
2. 当社が別途広告メニューとして提供する「コラボアカウント」の場合
関係のない第三者の情報を発信することもユーザー利権保護の観点から基本的に禁止いたします。
■禁止行為
当社の事前の承諾なくLINE公式アカウントを第三者のための広告媒体として使用する行為(第三者の商品、サービスについてLINE公式アカウントを利用して宣伝することを含みますが、これに限りません。)
アフィリエイトは第三者のための広告媒体として使用する行為なので、完全にガイドラインと利用規約を違反する事になります。
LINE公式アカウントでアフィリエイトをしていなくても、利用停止されることがある?
公式LINEの利用制限や利用停止については、利用規約の第17条と第19条に詳しく記載があります。
第17条(アカウントの利用制限)
当社は、お客様が以下の事項に該当すると判断した場合、LINE公式アカウントの利用を認めない、または利用を停止する等の制限を行う場合があります。なお、以下の事項は例示であり、当社に具体的な判断基準やアカウントの利用制限についてお問い合わせを頂いても回答義務を負わないものとします。
- 犯罪に使用されるおそれが高い商品の販売、またはサービスの提供を行っている法人・団体・個人
- 不法行為または犯罪行為を構成しまたは助長するおそれのある法人・団体・個人
- 他人の個人情報、登録情報、利用履歴情報などの違法または不正な売買・仲介・斡旋等を行っている法人・団体・個人
- 法令または公序良俗に反する行為を行っているもしくは行うおそれの高い法人・団体・個人
- 18条に定める禁止行為を行っていると当社が判断する法人・団体・個人
- その他当社がLINE公式アカウントのアカウント利用に不適当であると判断する法人・団体・個人(LINEユーザーに不利益を被らせる可能性のある法人・団体・個人、当社の信用もしくは評判に悪影響を与える可能性のある法人・団体・個人、当社をクレームや紛争等に巻き込む可能性のある法人・団体・個人などが含まれますが、これらに限りません。)
第19条(利用停止・解除)
当社は、お客様が以下のいずれかに該当し、または該当するおそれがあると当社が判断した場合、お客様によるLINE公式アカウントの利用を予告なく一時停止しまたは何らの催告を要することなくお客様との間の本規約に基づく契約関係(以下「本契約」といいます。)を解除して、LINE公式アカウントの提供を中止することができます。
- LINE公式アカウントの利用開始後に当社が第2条第5項に定める申し込み拒否事由があることを知った場合(認証済アカウントか否かを問いません。)
- 第18条の禁止行為に抵触する等、本規約に違反した場合
- 不正の目的をもってLINE公式アカウントを利用した場合
- 破産もしくは民事再生の手続きの申し立てを受けるまたはお客様自身がそれらの申し立てを行うなど
当社がお客様に信用不安が発生したと判断した場合- 当社の責に帰すべき理由によらず、お客様と連絡が取れない場合
- 本アカウントへ1年以上アクセスしていない場合
- その他、当社が不適切と判断する行為をお客様が行った場合
いずれも、「第18条に定める禁止行為」について触れています。
では、第18条に定める禁止行為とは何なのでしょうか。
LINE公式アカウント 利用規約「第18条(禁止行為)」
お客様は、LINE公式アカウントの利用に際して、以下に記載することを行なってはなりません。
- 法令、裁判所の判決、決定もしくは命令、または法令上拘束力のある行政措置に違反する行為
- 違法または違法行為を助長するような行為
- 当社または第三者の著作権、商標権、特許権等の知的財産権、名誉権、プライバシー権、その他法令上または契約上の権利を侵害する行為
- 公序良俗に反するおそれのある行為
- 反社会的勢力に対する利益供与その他の協力行為
- 当社の事前の承諾なくLINE公式アカウントを第三者のための広告媒体として使用する行為(第三者の商品、サービスについてLINE公式アカウントを利用して宣伝することを含みますが、これに限りません。)
- LINE公式アカウントを利用してみなし属性を利用した広告、メッセージ等(以下、「広告等」といいます。)を配信する場合、広告等に接触した利用者の属性を識別する行為(広告等の配信時に属性毎に個別の遷移先を指定することおよび遷移先を指定するURL中に遷移経路を追跡可能にする特定の情報の付加等をすることが含まれますが、これに限りません。)
- 本アカウントを第三者に譲渡または貸与する行為、第三者と共用する行為
- 当社または第三者になりすます行為、意図的に虚偽の情報を流布させる行為またはお申し込みされた業種の運営・維持とはなんら関係のない内容を表示もしくは配信する行為
- 第三者の個人情報、登録情報、利用履歴情報などを、不正に収集、開示または提供する行為
- 過度に暴力的な表現、露骨な性的表現、人種、国籍、信条、性別、社会的身分、門地等による差別につながる表現、自殺、自傷行為、薬物乱用を誘引または助長する表現、その他反社会的な内容を含み他人に不快感を与える表現を、投稿または送信する行為
- 性行為やわいせつな行為を目的とする行為、面識のない異性との出会いや交際を目的とする行為、他のお客様に対する嫌がらせや誹謗中傷を目的とする行為、その他LINE公式アカウントが予定している利用目的と異なる目的でLINE公式アカウントを利用する行為
- 利用者または第三者が、不快または迷惑と思う内容の配信
- LINE公式アカウントのサーバやネットワークシステムに支障を与える行為
- 当社によるLINE公式アカウントの運営または他のお客様によるLINE公式アカウントの利用を妨害し、これらに支障を与える行為
- LINE公式アカウントの不具合を意図的に利用する行為
- 当社に対し不当な問い合わせまたは要求をする行為
- LINE利用規約に抵触する表現・内容の配信
- 当社のロゴ利用ガイドライン(https://line.me/ja/logo)の規定に抵触する表現・内容の配信
- 上記第1項から19項のいずれかに該当する行為を援助または助長する行為
- その他、当社が不適当と判断した行為
かなり長くなるので読むのが大変ですが、
社会的に不適切とされる行為を禁止する事、第三者のための広告媒体として使用する行為(アフィリエイト)を禁止する事について書かれています。
LINE公式アカウントの利用停止(凍結や削除)を回避する方法
結論
利用規約とガイドラインともに「第三者のための広告媒体として使用する行為」は禁止されているため、
公式LINEでアフィリエイトをする事は禁止行為となり、利用停止(凍結や削除)になるリスクが発生するので非常に危険です。
この記事では、アフィリエイト以外の危険性についても、公式LINEの利用規約やガイドラインを確認しながら解説しました。
他社の商品やサービスを紹介する事が全て違反になるわけではありませんが、
知らずに違反してしまったという事がないように、始める前にLINE公式アカウントの利用規約やガイドラインを再確認する事をおすすめします。